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・タクシーに興味あるけど二種免許を持ってない
・取得費用っていくらかかるの?
・試験は難しい?何日かかる?
・持ってないと応募すらできない?
結論から言うと、二種免許は入社後に会社のお金で取るのが業界の標準です。自腹はほぼゼロ。
それどころか私の場合、教習期間中も日当が出ていたので、給料をもらいながら免許を取った形になりました。
この記事では二種免許の費用・期間・難易度を、実際に会社負担で取得した経験ベースで解説します。

タダで取れるどころか、もらいながら取れる。この業界の隠れた福利厚生だと思ってます。
二種免許とは:お客さんを乗せて運賃をもらうための免許
正式には「普通第二種運転免許」。お客さんを乗せて運賃をもらう運転をするために必要な免許で、タクシー・ハイヤー・運転代行などが対象です。
タクシー転職において「先に自分で取っておくもの」ではありません。ここを誤解している人が本当に多いんです。
応募時点では不要、入社後に取るのが業界標準
「持ってないから応募できない」と思っている方が多いんですが、逆です。タクシー会社に応募してくる人のほとんどは二種免許を持っていません。
入社後に会社の養成制度で取得するのが当たり前の流れなので、応募時点で必要なのは普通免許だけです。
取得条件と難易度:普通に通えば受かります
「二種って難しいんでしょ?」とよく聞かれます。
たしかに一種より基準は上がりますが、実際に取った身として言うと、身構えるほどのものではありません。条件と中身を順番に見ていきます。
受験資格:普通免許3年以上が基本
- 年齢21歳以上+普通免許の経歴3年以上が基本条件
- 法改正で、特例教習を受ければ19歳以上・経歴1年以上から取得可能
- 視力は両眼0.8以上・片眼0.5以上+深視力検査あり

普通免許を取って3年経っていれば、ほとんどの人は条件クリアです。
試験は一種より少し厳しい、でも「落ちるのは相当」
教習の中身は学科と技能。学科試験の合格ラインは90%以上で、お客さんを乗せる前提の問題が増える分、一種より少し難しめです。
ただ、技能に関しては意外な事実があって、教習コース自体は一種と同じなんです。クランクも縦列駐車も、やることは普通免許の時と一緒。
違うのは判定基準が「ほんの少しだけシビアかも」という程度でした。
そして身も蓋もない話をすると、教習所も商売です。生徒はどんどん入ってくるので、落として滞留させるより、ある程度で卒業させたいのが本音。
ちゃんと通っていれば卒業できます。落ちるのは相当です。

技能は一発で通りました。運転が特別上手いわけじゃない私でもこれです。
二種特有の「深視力検査」は思ったより甘い
二種免許で初めて出てくるのが深視力検査。3本の棒のうち真ん中の1本が前後に動き、手前の2本と並んだ瞬間にボタンを押す、遠近感のテストです。
正直に言うと、これ、何が正解なのか分かりづらいです。
ただ実際に受けてみると、何回かやり直しをさせてくれるし、「一度目を休ませてから再挑戦しましょう」と時間もくれる。判定は思ったより甘いというのが体感でした。
ここで落とされる心配は、ほとんどしなくて大丈夫です。

正解がよく分からないまま、なぜか受かる。そういう検査でした。
費用の相場は20〜30万円、ただし会社負担が主流
ここが一番気になるところだと思います。
結論、お金の心配はほぼ不要です。私の実例込みで説明します。
自費で取ると20〜30万円前後かかります。ただ、東京のタクシー会社はほとんどが「養成制度」として取得費用を全額会社負担にしています。
未経験者を採用して自社で育てるのが業界の前提だからです。
期間:合宿なら10日前後、通いなら2週間〜
取得期間は合宿で10日前後、通いだと1週間〜1ヶ月が目安です。
私は通いで取りましたが、教習所が混んでいてスケジュールの組みが悪く、2週間かかりました。ただ、後述の通り給料が出ていたので、正直「長引いてむしろ得したかも」くらいの感覚でした。

会社が予約を取り、教習所へ行って一日6コマの授業を受けてました。
養成期間中も給料が出る(私は日当1万円)
ここ、意外と知られていないんですが、教習に通っている期間も給料が出ます。私の場合は日当1万円でした。
しかもその日の研修が終わればその日は終了。お昼を食べて帰る日もありました。このあたりの条件は会社によりますが、「免許を取る間は収入ゼロ」にはならないのが業界の標準です。
転職のブランク期間が怖い人にとって、これはかなり大きい安心材料だと思います。

勉強してお金がもらえる期間。長引いてむしろ得した気分でした。
注意:早期退職すると返還義務がある(相場は2年)
1つだけ注意点。会社負担には「一定期間内に辞めたら費用を返還する」という条件が付くのが普通です。
私が勤めていた会社は1年でしたが、周りのドライバーに聞くと2年設定の会社が多い印象です。
期間は会社によって違うので、面接で「何年働けば返還が免除になりますか?」と必ず確認してください。
こういう条件面の確認方法は、会社選びの記事でまとめています。
私の場合:学科3回落ちても取れて、祝い金10万円ももらえた
参考までに、私の取得記録を正直に公開します。
学科は3回目で合格、技能は一発合格でした。
学科3回は正直かっこ悪いんですが、それでもちゃんと取れて、今は6年間乗務を続けられています。
しかも私の会社は二種免許の取得時に祝い金10万円が出ました。費用ゼロどころか、プラスで始まった形です。

学科3回の男が6年やれてる業界です。本当に心配いりません。
朗報:昔あった「地理試験」は廃止されました
もう1つ、これから転職する人への朗報です。
以前、東京でタクシードライバーになるには二種免許とは別に「地理試験」という関門がありました。都内の地名や道路を覚える試験で、これがなかなかの難物。
2024年2月末で正式に廃止
この地理試験、2024年2月末で廃止されました。何を隠そう私はこの地理試験に7回落ちて8回目で合格した人間なので、今から入る人が心底羨ましいです。
この話の詳細は、こちらの記事に書いています。
まとめ:二種免許はタクシー転職のハードルにならない
・応募時点で二種免許は不要、入社後に会社負担で取るのが標準
・費用相場20〜30万円は会社が負担、ただし早期退職の返還条件(相場2年)は面接で確認
・期間は合宿10日前後、通いで1週間〜。養成期間中も給料が出る(私は日当1万円)
・技能のコースは一種と同じ、教習所の判定も「落ちるのは相当」なレベル
・深視力検査は何回もやらせてくれる、判定は思ったより甘い
・地理試験は2024年2月末で廃止済み、昔より確実にハードルは下がっている
「免許がないから」とためらう理由は、この業界には存在しません。費用も期間も収入の空白も、ぜんぶ会社の制度がカバーしてくれます。
あとはその制度の条件が良い会社を選ぶだけです。

免許より大事なのは会社選び。取り方より選び方で差がつきます。