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タクシーの求人を見ていると必ず出てくる「隔日勤務」という言葉。
「1回の勤務が15時間以上」と聞いて、「そんなの体がもつわけない」と思いませんでしたか?私も転職前はそう思っていました。
東京都心で6年タクシー乗務員をやっている、おかゆです。私は隔日勤務も夜日勤も両方経験していて、今は夜日勤で月平均40万円前後で働いています。
この記事では、タクシーの3つの勤務形態(隔日勤務・日勤・夜日勤)の違いを、両方やった人間にしか分からない本音込みで解説します。

先に本音を言うと、私は隔日勤務が合わなくて夜日勤に変えました。
タクシーの勤務形態は3種類

まず全体像から。タクシーの勤務形態は大きく3つに分かれます。
- 隔日勤務
- 1回15〜16時間勤務、翌日は「明け休み」。業界の主流
- 日勤
- 朝〜夕方の8時間前後。普通の会社員に近い生活リズム
- 夜日勤
- 夕方〜深夜の8時間前後。深夜割増が効く時間帯

ここからそれぞれ詳しく解説します。
隔日勤務とは:業界の主流、1回で2日分働く
隔日勤務は、タクシー業界独特の勤務形態です。
- 勤務時間
- 1回15〜16時間前後(休憩3時間程度を含む)
- 出番数
- 月11〜13出番
- 勤務後
- 「明け休み」で翌日は必ず休み
例えば朝8時に出庫して、深夜2時頃に帰庫。翌日は丸一日休み(明け休み)で、その次の日にまた出勤、というサイクルです。
「1回で2日分働く」イメージなので、月の会社に行く数は11〜13回だけ。明け休みと公休を合わせると、月の半分以上が休みという感覚になります。
隔日勤務のメリット
・出勤回数が少ない(通勤の負担が半分)
・朝も夜も営業できるので、需要の波を全部取れる
・明け休みで自由な時間が多い
・1出番の売上が大きいので達成感がある
隔日勤務のデメリット
・1回の拘束時間が長い(15〜16時間)
・生活リズムが特殊になる
・体力的にしんどい日がある
・後半は集中力の維持が大変

隔日勤務、正直に言うと後半は飽きます。16時間は長い・・・
日勤とは:普通の生活リズムで働ける
日勤は、朝から夕方まで働く形態です。
- 勤務時間
- 朝7〜8時頃出庫、夕方17〜18時頃帰庫(8時間前後)
- 出番数
- 月22日前後
- 生活リズム
- 一般的な会社員とほぼ同じ
日勤のメリット
・生活リズムが普通の人と同じ(家族との時間が合わせやすい)
・夜の運転がないので体への負担が少ない
・泥酔客にほぼ当たらない

初めてなら理不尽な客も少なく、明るくて道も覚えやすい日勤が私のおすすめです。
日勤のデメリット
・単価が低い(昼間の客は短距離移動が中心)
・深夜割増がないので、同じ労働時間でも売上が伸びにくい
・3形態の中では一番稼ぎにくい
昼間の客は「ちょっとそこまで」の移動が多く、距離が短い傾向にあります。稼ぎより生活リズムと体の負担の少なさを優先する人向けの働き方です。
夜日勤とは:深夜割増で効率よく稼げる(私はこれ)
夜日勤は、夕方から深夜まで働く形態。いわゆる夜勤です。
- 勤務時間
- 夕方出庫、深夜〜明け方帰庫(8時間前後)
- 出番数
- 月22日前後
- 特徴
- 22時以降の深夜割増(22時〜翌5時・2割増)の時間帯をフルに使える

私が今やっているのがこれ。
夜日勤のメリット
・深夜割増(2割増)で同じ距離でも売上が伸びる
・夜の客は「家に帰る」ためにタクシーを使うので距離が長い
・8時間勤務なので隔日勤務より体がラク
・道が空いてるので運転のストレスが少ない

行間を読んで欲しいのですが、メリットの一つに昼より夜の方が違反率も下がります。
夜日勤のデメリット
・昼夜逆転の生活になる
・泥酔客に当たる可能性がある
・家族と生活時間がズレる
ここで業界の大原則を一つ。昼間の客は短距離、夜の客は長距離です。
昼の客は単純な移動のためにタクシーを使うので距離が短い。一方、夜の客は「終電を逃して家まで帰る」ためにタクシーを使うので、距離が自然と伸びます。
そこに深夜割増の2割が乗るので、夜はメーターが上がりやすい時間帯なんです。

「昼より夜の方が稼げる」は業界の常識。深夜割増は本当に大きいです。
私が隔日勤務から夜日勤に変えた理由
私はタクシーを始めた頃、隔日勤務でした。数年やって夜日勤に切り替えたんですが、理由はシンプル。
もっと楽して稼ぎたかったから!!!です。
隔日勤務は1回の労働時間が長くて、後半は体力的にしんどいし、正直飽きます。16時間のうち集中力を保てるのは前半だけで、後半はダラダラ営業になりがちでした。
夜日勤に変えてからは、深夜割増が効く8時間だけに集中する形になりました。労働時間は半分なのに、単価の高い時間帯だけを取れるので、効率は圧倒的に上がった。

結果として月22出番で月平均40万円前後、私にはこのバランスがベストでした。
私の1日の詳しい流れは、こちらの記事で書いています。
どの勤務形態を選ぶべきか
3つの勤務形態を見てきて、「で、結局どれがいいの?」となりますよね。正解は人によって違うので、隔日勤務も夜日勤も経験した私なりの「タイプ別の答え」を出しておきます。

自分がどれに当てはまるかで選んでみてください。
隔日勤務が向いてる人
・とにかく稼ぎたい人(朝も夜も需要を取れる)
・出勤回数を減らしたい人
・まとまった休みが欲しい人
日勤が向いてる人
・家族との生活リズムを優先したい人
・体力に不安がある人
・稼ぎより安定した生活を重視する人
夜日勤が向いてる人
・効率よく稼ぎたい人(深夜割増をフル活用)
・長時間労働は嫌だけど稼ぎは欲しい人
・夜型の生活が苦にならない人
まとめ:勤務形態で人生のリズムが決まる
- 隔日勤務
- 1回15〜16時間×月11〜13出番、業界の主流、稼ぎたい人向け
- 日勤
- 朝〜夕方の8時間、生活リズム重視の人向け、単価は低め
- 夜日勤
- 夕方〜深夜の8時間、深夜割増で効率よく稼げる
・昼の客は短距離、夜の客は帰宅ニーズで長距離+割増
・勤務形態は入社後に変更できる会社が多い
勤務形態は入社後に変更できる会社が多いです。私も隔日→夜日勤に変えました。最初は隔日勤務で始めて、体に合わなければ変える、という戦略もアリです。
ただし、希望の勤務形態で働けるかどうかは会社次第。面接の段階で「夜日勤はできますか?」と確認しておくのが確実です。
タクシーの良いところは、自分の生活スタイルに合わせて勤務形態を選べること。稼ぎたい人も、のんびりやりたい人も、自分のペースで働けます。

合わなかったら変えればいい。無理して隔日勤務を続ける必要はないです。