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・40代でタクシー転職、もう遅い?
・50代の未経験なんて相手にされないのでは?
・体力的についていけるか不安
・この歳で新しい仕事を覚えられるのか
「タクシー転職 40代」と検索しているあなたは、こんな不安を抱えていないでしょうか?
結論から言います。タクシー業界で40代は若手です。
この記事では、公式データと現場のリアルな肌感覚から、40代・50代のタクシー転職が「遅い」どころか業界のど真ん中である理由を、東京都心で6年タクシー乗務員をやっている私が解説します。

私の営業所だと、40代は完全に若手扱いです。
タクシー業界で40代・50代は「若手!」

出典:全国ハイヤー・タクシー連合会「タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」 / 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
- 全国のタクシー運転手の平均年齢:約58歳
- 東京の平均年齢:51.8歳(全国で最も若い)
- 全産業の平均年齢:約43歳
普通の業界だと40代は「転職ギリギリのライン」扱いされますが、タクシー業界では平均年齢より10歳以上若いことになります。50代ですら平均年齢以下。
「何歳まで働けるの?」という疑問にも先に答えておくと、定年を65歳に設定している会社が多いものの、その後も再雇用で70代まで働くのが当たり前の業界です。
実際、私の営業所にも70代の現役ドライバーが普通にいます。60代なんて全然珍しくない。
つまり40代・50代からのスタートでも、この先20〜30年のキャリアが組める計算になります。「もう遅いかな」と悩んでいるのは、この業界の実態を知らないだけなんです。

70代の先輩が普通に現役で稼いでます。40代で「遅い」と悩む必要、本当にないですよ。
年齢が問題にならない「3つの理由」
「そうは言っても、40代の未経験を雇う会社側のメリットって何?」と思いますよね。
実はタクシー業界の仕組みそのものが、年齢を問題にしない構造になっているんです。

理由は大きく3つあります。
理由1:給料が歩合制だから、年齢で給料が決まらない
普通の会社の転職で40代が不利なのは、「年齢に見合った給料を払う価値があるか」を会社が値踏みするから。
タクシーは歩合制なので、この構造がありません。売上を上げた分だけ給料になるので、会社側は年齢で採用をためらう理由がない。20代でも60代でも、同じ売上なら同じ給料です。
実際、業界全体が深刻な人手不足ということもあり、面接で年齢を理由に落とされることはほぼありません。

落ちるとしたら年齢ではなく、運転記録(重大な違反歴など)や健康面が理由です。
理由2:体力より「安全運転」が評価される
「体力的についていけるか」という不安、よく分かります。でも実際のタクシーの仕事は、座って運転して、お客さんと軽く話すだけ。営業中は空調の効いた車内にいるので、夏の暑さや冬の寒さとは無縁。そもそも力仕事もゼロです。
むしろ会社が評価するのは安全運転。実は40代は事故率が低い世代として知られていて、タクシー会社からの需要はむしろ高いんです。若くて運転が荒い人より、落ち着いた40代の方が会社にとってありがたい存在。

会社としては一撃で何十万と飛んでいく事故処理の方がお金がかかるんですから当然ですよね。
理由3:社会人経験がそのまま武器になる
タクシーの接客は、長い社会人経験がそのまま活きます。
お客さんには経営者や役職付きのビジネスパーソンも多く、大人としての会話の間合いが分かる40代・50代の方が信頼されやすい。
20代の私が乗務を始めた頃、若くって勢いのある私よりもずっと年上の社会人経験豊富な同期の方が接客の評判は良かったです。
40代・50代のリアルな収入
「若手扱いなのは分かった。で、実際いくら稼げるの?」という話をします。
ここで見るのは、求人サイトの「月収50万円可!」みたいな盛った数字ではなく、公的統計と私自身のリアルな給料の2つだけ。根拠のはっきりした数字で話を進めます。

私自身、求人の数字を信じて1社目で失敗しました。だから本記事では根拠のある数字だけ使います。
公式データ:年収のピークは40代前半の約482万円

公式データだと、タクシー運転手の年収ピークは40代前半で約482万円(令和6年統計)。なお東京都全体の平均年収は、最新の令和7年統計で570万円まで上がっています。
注目してほしいのは、年収のピークが「40代」に来ていること。多くの業界では50代でピークを迎えますが、タクシーは体力と経験のバランスが取れた40代が一番稼いでいる。
つまり40代での転職は、稼ぎのピークにちょうど間に合うタイミングなんです。
私の実例:夜日勤・ツケ待ち専門で月40万円前後
私自身は夜日勤・月24出番で月平均40万円前後。ガツガツ稼ぐタイプではないので、本気でやればもっと上を狙えます。
大事なのは、この数字に年齢は関係ないということ。40代の未経験スタートでも、営業のやり方を覚えれば1年目からこのラインに届きます。

保証給と入社祝い金で500万の年収になる会社さえあります。私の初めて入った会社がそうでした。
月収のリアルな内訳はこちらの記事で公開しています。
未経験スタートの不安を消す「2つの事実」
「この歳で未経験なんて」という不安もいらないです。
むしろタクシーは「未経験で入るのが普通」の業界。それを裏付けるデータと、未経験者を迎え入れるための制度がしっかり揃っています。

順番に見ていきましょう。
事実1:入社者の8割以上が業界未経験
大手タクシー会社の採用実績を見ると、入社者の8割以上は業界未経験。しかも平均勤続年数から逆算すると、40代後半〜50代でこの業界に入ってくる人が一番多い計算になります。つまり「40代・50代の未経験」は、タクシー業界のど真ん中の王道パターンなんです。
営業所に行けば分かりますが、元営業マン、元飲食店アルバイト、元トラック運転手、元公務員…前職はバラバラ。「未経験からのスタート」がこの業界のスタンダードです。
事実2:二種免許は会社負担、保証給で収入ゼロ期間なし
私も前職は新聞配達員で、業界のことは何も知らずに飛び込みました。二種免許も持っていませんでしたが、取得費用は会社負担だったので自腹は一切なし。
さらに多くの会社には「給与保証制度」があります。入社から数ヶ月〜1年間、売上に関係なく月30〜40万円程度を保証する仕組み。
私の場合、1社目は1年間総支給40万円の保証つきでした。この期間に営業のやり方を覚えれば、保証が切れた後も収入は安定します。「収入ゼロでスタート」の心配は要りません。

保証給の有無と金額は会社次第。ここは面接で必ず確認してください。
40代・50代が気をつけるべき2つのこと
ここまで「年齢は気にするな」と書いてきましたが、良いことばかり並べるのはフェアじゃないので、正直に注意点も書いておきます。

6年働いてきて「ここは入る前に知っておいた方がいい」と感じるのは、次の2つです。
注意点1:勤務形態は自分の体に合わせて選ぶ
タクシーには隔日勤務(1回15〜16時間)・日勤・夜日勤という勤務形態があります。
隔日勤務は拘束時間が長く、生活リズムが特殊。慣れれば問題ないですが、体力に不安があるなら日勤や夜日勤から始めるのも全然アリです。

ちなみにどの会社も基本は隔日勤務を勧めてきます。でも飽き性の私には16時間は長すぎて、夜日勤に変えました。
注意点2:年齢より「会社選び」の方が100倍大事
40代・50代の転職で本当に気をつけるべきは、年齢ではなく会社選びです。
タクシー会社は給料の計算方法が会社ごとに違い、選び方を間違えると同じ売上でも月5万円以上損します。私は1社目でこれにハマりました。年齢を気にする暇があったら、会社選びに時間をかけてください。
まとめ:40代・50代のタクシー転職は「遅い」どころか王道
・タクシー業界の平均年齢は約58歳、東京でも51.8歳
・40代は業界では若手、再雇用で70代まで働ける
・歩合制だから年齢で給料が決まらない、面接で年齢落ちもほぼない
・年収ピークは40代前半の約482万円、転職はピークに間に合うタイミング
・入社者の8割以上が未経験、二種免許は会社負担+保証給あり
・気をつけるべきは年齢より会社選び
「もう40代だから」とためらっている方へ。
この業界では、あなたはまだ若手です。70代の先輩たちが現役で走っている業界で、40代の心配は正直ちょっと早すぎます。

年齢の心配は不要。その分のエネルギーを会社選びに使ってください。